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【両耳先天性難聴者が語る】激しい運動をする際に補聴器をつけられない時の対処法3選!

激しい運動をする際に補聴器をつけられないため、運動中聞こえなくて不安になったり、どう対処していいかわからないこともあるのではないでしょうか。

本記事でわかること

・補聴器をつけないほうがよい激しい運動
・難聴者であることを伝える重要性
諦めることも必要
・聞こえをカバーする方法

私自身は両耳先天性の中等度混合性難聴で普段は補聴器をつけており、学生時代はバスケットボールをしていました。

の助シュン

バスケをしている時は補聴器をつけていなかったので、
よく聞こえませんでした!

本記事では、両耳先天性の中等度混合性難聴で学生時代はバスケットボールをしていた私が、激しい運動をする際に補聴器をつけられない時の対処法を3つご紹介しますので、最後までご覧になってみてください。

目次

激しい運動をする時に補聴器をつけてよいか

激しい運動をする際、基本的に補聴器はつけないほうがよいと考えています。

なぜなら、激しい運動をする際に補聴器をつけていると補聴器が壊れる可能性があり、補聴器をつけていることによって身体の安全性が担保されない可能性があるためです。

水に触れる運動

水に触れる運動をする際は補聴器は外したほうがよいでしょう。防水機能があるものもありますが、補聴器は医療機器であるため水に弱いためです。

例えば、水泳、スキューバダイビング、シュノーケリング、サーフィン、ウェイクボードなどです。

の助シュン

補聴器は医療機器なので繊細です!

コンタクトスポーツ

コンタクトスポーツをする際は補聴器は外したほうがよいでしょう。コンタクトスポーツは体を触れ合う可能性があるスポーツで、補聴器をつけていると危ないためです。

例えば、ボクシング、柔道、ラグビー、レスリング、相撲などです。

球技

球技をする際は補聴器は外したほうがよいでしょう。球技はボールや球を活用するため、ボールや球が補聴器に当たり補聴器を壊してしまう可能性があるためです。

例えば、野球、サッカー、バスケ、バレーボール、ハンドボールなどです。

の助シュン

激しい運動をするときは補聴器を外した方がよいです!

一緒に運動する相手に難聴であることを伝えておく

一緒に運動する相手や関わる人にあなたが難聴であることを伝えておきましょう。事前に伝えておかないと、無視されていると思われるためです。

コミュニティーのリーダー

一緒に運動する際のコミュニティーのリーダーには必ず伝えましょう。監督、コーチ、部活の顧問の先生、そのコミュニティーを運営している人などです。

コミュニティーのリーダーに難聴であることを伝えておくことで、合理的な配慮をしてもらえるケースもあります。また、難聴だとお伝えしておくことで「無視されている」と思われるリスクを軽減できます。

の助シュン

コミュニティーのリーダーに難聴だと伝えておくことで、
活動がしやすくなるケースもあります!

チームメイト・仲間

チームメイトやコミュニティーの仲間にも伝えておきましょう。事前に難聴だとお伝えすることで、人間関係構築をしやすくなります。

難聴者は意図せずに無視してしまっているケースもあるため、難聴だと伝えておけば「聞こえなかったのかな」と思ってもらえますが、伝えていないと「無視された」と思われてしまうためです。

の助シュン

「無視された」と思われないように事前に難聴のことを
お伝えすることをオススメします!

聞こえなくてできないことは諦める

難聴で音が聞こえなかったり聞こえづらいことでできないこともあります。難聴によってできないことは諦めることも必要かもしれません。

できないことは諦めたうえで、そのうえで何ができるのかを建設的に考えて実行することが重要です。

プレー中に指示が聞こえない

難聴だと球技のプレー中に遠くから指示をされてもわからないこともあります。私自身学生時代はバスケをしていましたが、指示が聞こえなくて指示通りできないこともありました。

とても申し訳ないと思っていましたが、聞こえないものは諦めるしかありません。

の助シュン

指示が聞こえなくて申し訳なかったです!

他の人の息遣いがわからない

難聴だと小さな音や細かい音の違いがわからないこともあるので、プレー中の他人の息遣いの違いがわからなかったりします。

息遣いがわかると「今疲れているな。相手の体力が落ちてきた頃かな。」といった情報も読み取れる気がしますが、わからないものは仕方ないです。

聞こえをカバーする方法を考えて実行する

難聴によってできないことは諦めたうえで、聞こえをカバーするためにどんな方法があるのかを考えて実行することで、道が拓けてきます。

プレーを上達させる

プレーを上達させることで、聞こえをカバーできるかもしれません。プレーを上達させることで若干の余裕ができ、余裕ができるからこそ聞こえづらかったとしても周囲を見渡す余力が生まれてくるためです。

難聴だからこそ練習の時に指導者の声が聞こえにくいと思いますが、近くに行って聞くようにする等工夫してプレー上達に向けて励めるとよいでしょう。

の助シュン

バスケの練習の時、聞こえないので
一番前に行って話しを聞いてました!

先読みする力をつける

聞こえをカバーするために、先読みする力をつけるとよいでしょう。視覚情報から次の展開を予測して動けると、よいプレーに繋がるケースもあります。

視野を広く保つ

聞こえなかったり聞こえづらいからこそ、視野を広く保ちましょう。視野を広く保つことで、視覚情報から読み取れる情報を増やすためです。

の助シュン

視野を広く保って先読みすることで
よいプレーが生まれたこともあります!

まとめ

激しい運動をする際に補聴器をつけられない時の対処法は3つです。

1つ目は、一緒に運動する相手に難聴であることを伝えておくことです。事前い伝えておくことで、合理的な配慮をしてもらえるケースもあります。

2つ目は、聞こえなくてできないことは諦めることです。できないことは諦めたうえで、そのうえで何ができるのかを建設的に考えて実行することが重要です。

3つ目は、聞こえをカバーする方法を考えて実行することです。具体的にはプレーを上達させる、先読みする力をつける、視野を広く保つ、などが挙げられます。

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この記事を書いた人

30代男性で生まれつき混合性難聴で普段は補聴器をつけて暮らしています。
補聴器購入の際に補聴器販売店を20店舗以上まわり比較検討した経験から、難聴者に特化した情報が足りないと感じたため、難聴者による難聴者のための難聴特化メディアを立ち上げました。

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