補聴器を揶揄われた時、とても辛いですよね。もう辛くてこの気持ちをどうしたらいいかわからない時もあるのではないでしょうか。
・補聴器を揶揄われた時の対処法3選
・補聴器の特徴や金額を伝える効果
・1人で抱え込まずに信頼できる人に相談するべき理由
・ネガティブな気持ちを吹きどばす書く瞑想の実施方法
私自身は両耳先天性の中等度混合性難聴で普段は補聴器をつけており、主に学生時代はよく補聴器を揶揄われていました。
補聴器を揶揄われて、とても辛かったです!
本記事では、両耳先天性の中等度混合性難聴で普段は補聴器をつけており、主に学生時代に補聴器を揶揄われた経験もある私が、補聴器を揶揄われた時の対処法を3つご紹介しますので、最後までご覧になってみてください。
補聴器を揶揄われるパターン
学生時代に補聴器を揶揄われてきましたが、補聴器を揶揄われるのにはパターンがあります。パターン別に対処すべきことと、共通して対処すべきことがあるので、整理していきます。
補聴器かしてみて
学生時代によくあったのが「補聴器かしてみて!」と言われるパターンです。学生なので好奇心から悪気なく言っているかもしれませんが、言われた方は辛かったです。
補聴器は高額なので、かしたくありませんでしたし、かしませんでした!
音楽聞いちゃダメだよ
耳かけ型の補聴器であっても耳あな型の補聴器であっても、形からイヤフォンを連想できるためか「音楽聞いちゃダメだよ!」と言われるパターンです。
言っている本人は面白おかしくいじりポイントの一つぐらいに捉えていたかもしれませんが、言われた方は「聞こえないから仕方なく補聴器をつけているだけなのに!」と、とても悲しくなりました。
言われた方は、ずっと覚えています!
その場で補聴器の特徴や金額を伝える
補聴器を揶揄われた際にその場で対処する方法です。「こういう対処方法もあるのか!」と知っておくだけでも対処方法が変わるかもしれません。
ただし、いざその場面がきた時には辛い気持ちの方が先行するかもしれないので、できそうな場合は試してみてください。
片耳20万以上するから壊したら絶対に弁償してね
「補聴器かして。」と言われた時、「片耳20万円以上するよ。壊したら絶対に弁償してね。」と伝えると、「それならいいや。」となるケースがほとんどでした。
そもそも補聴器がそんなに高いものだと思っておらず、金額聞いてびっくりする人がほとんどでした。そして、壊した時に弁償するリスクも負いたくないはずなので、それ以上は言ってこないケースが多いです。
補聴器の金額を伝えると潔く引いてくれるケースが多かったです!
音が大きく聞こえるだけで音楽は聞こえないよ
「音楽聞いちゃダメだよ!」と言われた時、「音が大きく聞こえるだけで音楽は聞こえないよ。」と淡々と事実を伝えましょう。
今はBluetoothに接続して音楽をきけるタイプもありますが、私が学生時代は本当に音楽は聞こえない補聴器しかありませんでした。
補聴器で音楽をきくという発想がなかったです!
補聴器に関して揶揄われたことを信頼できる人に相談する
補聴器に関して揶揄われた時、辛い気持ちを1人で抱え込まずに信頼できる人に相談しましょう。あなたのことを大切に思ってくれている人であれば、真摯に向き合ってくれるはずです。
問題解決に至らなかったとしても、誰かに相談することで気持ちが軽くなることもあります。
コミュニティーのリーダーに相談する
揶揄われた相手が所属しているコミュニティーのリーダーに相談してみましょう。例えば、学校であれば担任の先生や学年主任の先生、職場であれば上司・上司の上司・人事部門などです。
相談してもすぐに問題解決には至らないかもしれませんが、相談することで対処方法を練って問題解決に動いてくださるケースもあります。
普段の言動から信頼できると思った場合は相談してみるとよいと思います。
信頼できそうで相談してみたいと思えるリーダーに相談してみましょう!
親や兄弟・親友に相談する
親や兄弟・親友等、信頼できる相手に相談してみましょう。問題解決のためというよりも、辛い気持ちを共感してもらい相談して吐き出すことで少しでも気持ちを楽にするためです。
もし相談にのってもらえた場合は、問題解決に至らなかったとしても聞いてくれたことに対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
聞いてくれることに感謝しましょう!
補聴器や難聴に理解がある人に相談する
補聴器や難聴に理解がある人に相談してみましょう。補聴器や難聴のことは、当事者や当事者を支援している人にしかわからないこともあったりします。
周りに補聴器や難聴に理解がある人がいなかったとしても、幸い現在はインターネットがあります。相談したいと思う人がいたら連絡してみてもよいかもしれません。
ただし、インターネット上で情報発信している目的は人それぞれ異なるので、期待した対応をしてもらえない可能性があることも留意しておきましょう。
身近に難聴者がいなくても、日本中には難聴者がたくさんいます!
書く瞑想を実施する
補聴器を揶揄われて「辛い」という気持ちを浄化させるために、書く瞑想がオススメです。
書く瞑想とは、「頭に思い浮かんだことをありのままに『書く』ことで自分を知り、ストレスを軽減し、メンタルヘルスを高める方法」のことです。
補聴器を揶揄われて辛い気持ちを浄化させるための書く瞑想をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
感情を紙に書き殴って破り捨てる
まず試していただきたいのが、5分間ありのままの感情を紙に書き殴って紙を破り捨てることです。誰も読まないので「こんなこと言ったらダメだな。」とかは考えずに素直に思ったことをすべて書き殴りましょう。
例えば
「補聴器を揶揄われて辛い。私は耳が悪いから補聴器をつけているだけなのに、なぜ揶揄われないといけないの。誰も私のことなど理解してくれない。補聴器をつける苦しみは私にしかわからない。」
などです。
自分が思った感情をすべて素直に書き出してきましょう。書き出したらスッキリするはずです。紙に書き出したらすべて破いて捨てましょう。
書き殴って破り捨てることでスッキリします!
事実として補聴器をつけているだけ
次に、事実として補聴器をつけているだけであることを10回以上書き出してみましょう。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
補聴器をつけているのは聴力を補うため。
10回以上書き出してみると、脳にも刻み込まれてきます。あなたはただ聴力を補うために補聴器をつけているだけです。視力が低いからメガネをかけるのと同じです。
ただただ事実を認識しましょう!
解釈力を磨くチャンス
事実として「補聴器をつけているのは聴力を補うため。」だと認識したら、補聴器をつけていることで揶揄われた際の解釈を変えるために、より生きやすくなる解釈を書き出してみましょう。
例えば
「補聴器を揶揄ってくるということは、揶揄ってくる相手は寂しいのかも。実は可哀想な人なのかもしれない。」
「補聴器を揶揄ってくるような相手は無神経だから、そんな相手とはほどほどの距離感で付き合おう。」
などです。
実際に書き出すことがポイントです。頭で考えるだけではなく、実際に紙に書き出していきましょう。
解釈を変えると見え方が変わります!
まとめ
補聴器を揶揄われた時の対処法は3つです。
1つ目は、その場で補聴器の特徴や金額を伝えることです。補聴器の金額を伝えると潔く引いてくれるケースが多かったです。
2つ目は、補聴器に関して揶揄われたことを信頼できる人に相談することです。辛い気持ちを1人で抱え込まずに信頼できる人に相談することで、問題解決に至らなくても気持ちが軽くなることもあります。
あなたのことを大切に思ってくれている人であれば、真摯に向き合ってくれるはずです。
3つ目は、書く瞑想を実施しましょう。感情を紙に書き殴って破り捨てましょう。事実として補聴器をつけているだけであることを確認し、解釈力を磨くチャンスだと捉えるとよいかもしれません。
コメント