足を運ぶ補聴器専門店を決めて予約したが、実際に足を運んだ時に何を確認したらいいのだろう、と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
・補聴器専門店に足を運んだら確認したいこと5選
・聴力検査の結果に対して専門家の見解をきく理由
・補聴器を試聴させてもらう時に留意したいこと
・補聴器販売員の対応で見るべきポイント
・直感が大事な理由
私自身は先天性の中等度混合性難聴ですが、営業経験があり顧客として営業を受けた経験もたくさんあります。補聴器を購入する際には20店舗以上実際に足を運びました。
顧客目線も営業目線も持ちながら20店舗以上足を運びました!
本記事では、両耳先天性難聴で営業経験も営業される経験も豊富な私の実体験を元に、補聴器専門店に足を運んだ確認したいこと5選をお伝えしますので、最後までご覧になってみてください。
店舗の見た目や清潔感
店舗の見た目や清潔感は重要です。店舗の見た目や清潔感に気を配れるということは、それだけ細部までこだわれているか、サービス提供の当たり前の基準が高い可能性があるためです。
店舗の内装
あなたが店内の内装に不快感を感じるかどうかを確認していきましょう。
内装の雰囲気があなたにとって不快感があるということであれば、誰が見ても不快感を感じるか、あなたにとってピンポイントで不快感を感じる要素があるはずです。
いずれにしてもあなたにとって不快感を感じるのであれば、その店舗にいる時間は苦痛なはずです。
店舗にいる時間が不快だと、通い続けたくなくなると思います!
店舗内の清潔感
店内が清掃されていて清潔感があるかどうかを確認していきましょう。ポイントは新しいか古いかではなく、清掃されていて清潔感があるかどうかです。
聴力検査の結果に対する見解
聴力検査の結果に対して、補聴器専門店の言語聴覚士もしくは認定補聴器技能士の方に専門家としての見解をいただきましょう。専門家の見解をいただくことで、あなたの耳の状態がより見えてきます。
聴力検査に関して
聴力検査に関して、補聴器専門店を訪れる前に耳鼻科で精密な聴力検査をしている場合は結果を持参しましょう。
精密な聴力検査をしていない場合は、事前に問い合わせをして補聴器専門店で聴力検査を受けてください。
聴力検査の結果に対する専門家としての見解
あなたの聴力検査の結果に対して専門家の見解をいただくことで、あなたの耳に合った補聴器の音の調整方法が見えてきます。高い音が聞きにくい人もいれば、低い音が聞きにくい人もいます。
私自身は低い音が特に聞き取りにくいです!
店舗内でサンプルの補聴器を見て試聴させてもらう
実際に補聴器を見せてもらい、その場で試しに補聴器をつけさせてもらいましょう。補聴器のメーカーや種類によって様々です。
形や大きさの違い
補聴器の種類によって、形や大きさは様々です。目立ちにくい補聴器がいいのか、機能を重視したいのか、あなたが補聴器を活用したいシーンに合わせて選んでいきましょう。
実際に補聴器を見せてもらうことで、活用イメージが沸くはずです。
想像より小さい補聴器もあったりします!
音を聞いた時のメーカーによる微差
その場で試しに補聴器をつけさせてもらいましょう。補聴器メーカーによって音の特徴があり、音の聞こえ方には微差があります。
違いを把握するためにも、複数の補聴器メーカーの補聴器の音を聞いてみることをオススメします。
補聴器販売員の対応
補聴器を購入する際、補聴器販売員の対応に好感を持てるかどうかは重要です。なぜなら、補聴器は購入して終わりではなく、購入した後もメンテナンスで店舗に通い続けるためです。
営業経験も顧客体験も豊富な私が、顧客目線で確認しておくとよいことを整理しました!
ラポール(関係構築)
ラポールとは営業活動において一番最初に行うステップで、お互いが「本音で話せる」ようになるために行うコミュニケーションです。
補聴器販売員とあなたが初めてお会いした時、まずはお互いの関係構築が必要です。どういう人かわからない人に、自分の聞こえの悩みは打ち明けにくいでしょう。
・挨拶があるか
・自己紹介があるか
・補聴器への想い
・場の雰囲気が和む言動があるか
・あなたに興味を示してくれているか
どれも当たり前のことに思われるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前に徹底できているか、徹底基準の高さが重要です。
あなた自身もお客様というスタンスではなく、あなたと補聴器販売員はパートナーなのだというスタンスで臨みましょう。
あなたと補聴器販売員は対等な関係です!
ヒアリング(現状把握、課題合意、目標合意)
ヒアリングとは、顧客の抱える問題を聞きだし、理想像とのギャップ(課題)を明確にすることです。
あなたの状況、課題、目標がわからなければ、補聴器販売員はいい提案ができないはずです。厳しい言い方になりますが、ヒアリングを全くしない補聴器販売員は論外だと思います。
・問い合わせ内容の確認
・今回店舗にきた背景
・聞こえで悩んでいること
・聞こえたらやりたいこと
・補聴器に期待していること
・補聴器検討の際に不安な点や懸念点
・この時間で知りたいことや得たいこと、ゴール
・全体通して不明点や疑問点
目安として上記の質問があるかどうかは、補聴器販売員があなたの課題解決の力になってくれそうかの判断基準になるはずです。
補聴器販売員があなたを理解しようとしてくれているか、あなたの課題を解決してくれようとしているかは要確認です!
プレゼンテーション(解決策の合意)
プレゼンテーションとは、解決策の合意のことです。補聴器に関しての商品説明を受けて、魅力的だと思うかどうかを確認していきましょう。
補聴器という商品はあくまであなたの聞こえない、聞こえづらいという課題に対しての解決策の一つでしかないためです。
・あなたの課題の合意をとっているか
・補聴器活用によってあなたの課題をどう解決してくれるのかイメージできるか
・補聴器活用によってどんな未来が待っているのかイメージできるか
・あなたの反応を確認してくれているか
・あなたの記憶に残るかどうか
あなたの課題解決に向かったプレゼンテーションになっているのかを確認していきましょう。
ただただパンフレットを読みあげられているだけの商品説明は本当に苦痛でした!
クロージング(契約条件の合意、契約手続き、契約)
クロージングとは、営業活動においては顧客と契約を締結するための最終段階のことです。補聴器という解決策がいいなと思ったら、実際に補聴器を購入するか判断してきましょう。
クロージングされて嫌だと感じたのであれば、急いで購入する必要はありません。
・とにかく補聴器お試しをゴリ押しされる
・補聴器購入の料金体系や支払いサイクルが不明瞭でわかりづらい
・無理やりこちらのスケジュールを握ってこようとする
・こちらの反応を全く聞いていない
・迷っている時に一緒に整理して背中を押してくれない
上記をされた場合、この店舗で補聴器を購入するかどうかは要検討した方が良いでしょう。補聴器専門店は他にもあります。
この補聴器がいいとも言っていないのに、補聴器お試しをゴリ押しされた時はかなり不快な思いをしました!
直感
これまで、補聴器専門店に足を運んだ時に確認すると良いことをお伝えしてきましたが、最後は直感だと思っています。あなたと補聴器専門店、補聴器販売員の合う合わないはあるためです。
店舗に入った瞬間に感じたこと
店舗に入った瞬間の、「良さそうだな」「なんか微妙だな」と思うその感覚を大事にしてください。私の経験上、補聴器専門店に限らず入った瞬間に「いいな」と思う店舗は自分にとって心地良かったりします。
感覚を大事にしましょう!
補聴器販売員にお会いした瞬間に感じたこと
補聴器販売員にお会いした瞬間の「この人と合いそう」「この人と合わなそう」という感覚を大事にしてください。私の経験上、お会いした瞬間に「いいな」と思う人は自分にとって良い関係を築きやすかったりします。
店舗を出る瞬間に感じたこと
店舗を出る瞬間、「いい時間だったな」「なんかイマイチだったな」「もう2度と行かない」と感じた感情を大事にしてください。
あなたによって心地よい時間だったのであれば、店舗を出る瞬間にポジティブな感情になっているはずです。
感情を大事にしてください!
最後は直感だと思っています!
まとめ
補聴器専門店に足を運んだら確認したいことは5つです。
1つ目は店舗の見た目や清潔感です。店舗の見た目や清潔感に気を配れるということは、それだけ細部までこだわれているか、サービス提供の当たり前の基準が高い可能性があるためです。
2つ目は聴力検査の結果に対して、補聴器専門店の言語聴覚士もしくは認定補聴器技能士の方に専門家としての見解をいただくことです。専門家の見解をいただくことで、あなたの耳の状態がより見えてきます。
3つ目は実際に補聴器を見せてもらい、その場で試しに補聴器をつけさせてもらうことです。補聴器のメーカーや種類によって様々です。
4つ目は補聴器販売員の対応に好感を持てるかどうかです。なぜなら、補聴器は購入して終わりではなく、購入した後もメンテナンスで店舗に通い続けるためです。
5つ目は直感です。あなたと補聴器専門店、補聴器販売員の合う合わないはあるためです。
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